屋久島の古民家を借り、夫婦で暮らし始めて1年9ヶ月のSarahです。

自然とともに生きるこの島での暮らしは「何を選ぶか」「何を持つか」。

日々これまで以上に丁寧に考えるきっかけをくれます。

今回は、私が日々の暮らしの中で大切にしている「衣(服)」の選び方についてお話しします。

おしゃれや流行を追うためでもなく、お金の流れも意識した上で

心・身体・環境が心地良くいられることを基準にした、私なりの“”との向き合い方です。

もし今、服や暮らしに違和感を感じている方へ、何かのヒントになれば嬉しいです。

「衣」に対する考えの変化

島暮らしで服はそんなにいらない

西表島にいた頃から氣付いていたことは、島で暮らす上で”服はそんなにいらない”ということ。

都会にいた頃のように、仕事用・お出かけ用・人に会う用…

TPOに合わせてコーディネートを考える必要が減ってきました。

以前はどこかへ遊びに行くたびに、洋服屋さんの”SALE”という文字に引き寄せられ、いつも似たような服をつい買ってしまうような人でした。

実際に着ないで処分してしまうことも…

その反面、屋久島での暮らしはとてもシンプル。

遊びに行くといっても、海か川。

夏も冬も、日々同じようなスタイルで過ごしています。

特に夏はいつでも水に入れるように、水着+キャミソール+短パンが定番。

正直なところ、都会で着る「おしゃれな服」を着る場面が、今の私にはほとんどありません。

そのため、以前持っていた服はメルカリに出したり、思い切って手放したり。

それでもまだ服の量は多いなと感じています。

今の目標は、もっと減らして、もっと軽くなること。

服が少なくなると、選ぶ時間や管理する手間も減って、暮らしそのものが静かで心地良くなってくると思います。

自然に溶け込む服

キラキラした服や、かっちりとした服は正直、この島の空氣にはあまり馴染まないと感じています。

都会では便利だと思っていた速乾性のあるポリエステル素材も、島で暮らすようになってから少しずつ違和感を覚えるようになりました。

もちろん機能的ではあるけれど、化学繊維ゆえに肌ざわりや環境への負担が氣になってしまうこともあります。

暑い夏は汗をかくのが当たり前。

汗をかいたら、そのまま川に入ってスッキリして、服に着替える。

そんな自然と近い暮らしをしていると、だんだんと 自然の中に馴染む素材のほうが心地よい と感じる瞬間が増えていきました。

だから今は新しくお迎えする服はできるだけ自然素材を選ぶようにしています。

それは身体のためでもあり、環境のためでもあり、なにより“島の暮らしそのもの”を大切にしたいから。

素材を大切にするようになった理由

肌に触れるものだから

島で暮らすようになってから、「何を着るか」よりも「何でできているか」を意識するようになりました。

海や川に入る機会が多く、エアコンがないので家でも当たり前に汗だくに。

そんな暮らしの中で、化学繊維の服を着ているとなんとなくの違和感を感じるようになったんです。

そこで少しずつですが、オーガニックコットンヘンプコットンなどできるだけ自然由来の素材へシフトチェンジしています。

肌に直接触れるものだからこそ「安心できるものを身に付けたい」そう思うようになったのです。

実際に素材を変えてみると、締め付けやチクチク感が減り、長時間着ていてもストレスを感じにくくなりました。

おしゃれかどうかよりも、心と身体がラクでいられること。

(と言いつつもオシャレはしたいので、その中で遊んでいます!)

島暮らしを通して、服は“自分を飾るもの”というより“自分を守ってくれるもの”なんだと
感じるようになりました。

環境問題

現代の環境問題のひとつに、

年間でクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを体内に取り込んでいる

と言われている話があります。

西表島で暮らしていた頃、砂浜に流れ着くたくさんの漂着ゴミを見て、これがマイクロプラスチックの主な原因だと思っていました。

でも実は1番の原因が”日常の洗濯によるもの”だと知ったとき、正直とても驚きました。

化学繊維で作られた洋服は、洗濯のたびに目に見えないほど細かな繊維が抜け落ち、それが排水として海へ流れ、魚が食べ、巡り巡って私たちの身体に戻ってくる。

「知らずに選んでいたものが、環境にも自分にも影響していたんだ」

それからは、完璧ではなく、できる範囲で素材を意識して選ぶことが自然と習慣になりました。

ちなみに我が家では洗剤や柔軟剤を使わず”洗濯マグネシウム”を使っています。

氣付けばもう2年以上、洗剤を使わない洗濯を続けています。

すると、外で洗剤や柔軟剤の強い香りに触れると、ふと違和感を感じるようになったんです。

環境だけじゃなく、身体の感覚も少しずつ変わってきているのかもしれません。

月経用品

月経カップとの出会い

私が使い捨てナプキンを使わなくなってから8年が経ちます。

それまでは特に疑問を持つこともなく、当たり前のように使い捨てナプキンを使っていました。

しかも身体のことよりもいちばんは経済的であることの方が優先でした。

毎月訪れる月経は氣分は落ちるし、何よりも面倒臭い。

ムレや不快感、においが氣になったり、とにかく自分自身ネガティブに捉えていたんです。

そんなときに出会ったのが「月経カップ」。

最初は恐る恐る使っていましたが、いつの間にか今まで抱いていた不快感や臭いのストレスがなくなっていたんです。

私にとって月経カップは

  • 不快感や臭いへのストレスが軽減された
  • 使い捨てではないためゴミが出ない
  • 長く使えるので経済的

そんな理由から、とてもしっくりきています。

もちろん、どんな月経用品が合うかは人それぞれ。

こういう選択肢もあるんだ」と知れたことで、自分の身体との向き合い方が大きく変わりました。

今は月経力を高めている(後述)ので、どうしても出かけるときにしか使ってはいないものの、

私の中では、人生の中でも出会えてよかったと思える、大きな氣付きをくれたアイテムのひとつです。

月経力を高めるということ

屋久島に移住してから、「月経力」という言葉を知りました。

月経力とは、

「自分の身体と向き合い、経血を出したいタイミングでトイレで排出するということ」

と言われています。

それは、月経をただ“我慢する時間”ではなく、”自分の身体のリズムやサインに意識を向けていく”ということ。

暮らしのペースを整え、月経期は無理をしない日をつくる。

そう過ごしているうちに、

  • 経血量の変化やタイミングがわかりやすくなった
  • 月経期間が短くなった
  • PMSがほとんどなくなった
  • 自分を大切にできるようになった

いちばん嬉しかったのは、

「月経=ストレス」から、「月経=デトックスで嬉しい」に変わったこと。

月に一度の浄化のような感覚で、心も身体もすっきりしていくのを感じています。

まだまだ完璧では無いですが、自分の身体と丁寧に向き合うことが日々の暮らしが良くなることにも繋がってきます。

今はオーガニックコットンの布ナプキンを使っていますが、月経力が整ってきたことで 1日1枚あれば十分 という日も増えました。

使い捨てナプキンではなく、肌にも環境にもやさしい素材を選べることがとても心地良く感じています。

最後に|「衣」を整えると、暮らしは静かに整っていく

「衣」は、ただ身にまとうものではなく、日々の心のあり方や暮らしのリズムにもそっと影響していると感じます。

  • 素材を選ぶこと。
  • 量を見直すこと。
  • 心地よいと感じるものだけを身につけること。

その一つひとつが、暮らしの“ノイズ”を減らし、心が静かに整っていくきっかけになりました。

自然に寄り添う服を選ぶほど、自分の感覚も深く澄んでいくような、不思議な心地よさがあります。

これからも完璧を目指すのではなく、自分の身体が喜ぶ選択を、少しずつ重ねていけたらいいなと思っています。

「衣」が整うと、暮らしはもっと軽く、もっと優しくなる。

そんな実感を、これからも大切にしていきたいです。

もし良かったら、屋久島での「暮らし」について書いた記事はこちら↓

私がおすすめするお洋服

▶︎Cibcaban(キブカバン)

屋久島の美しい光・水・大地・氣を込めて、一点一点大切に草木染めし、丁寧につくられているお洋服。

素材はオーガニックコットンやオーガニックヘンプなど人にも地球にもやさしい天然素材を使っています。

島ではもちろん、自然に溶け込む、屋久島で暮らすご夫婦の洋服ブランドです。

▶︎PAYAKA

タイや日本の自然素材を使い、手仕事で丁寧につくられているお洋服。

ヘンプ素材のお洋服が多く、夏も冬もとっても快適。

島の暮らしとの相性が抜群で私もお世話になっています。

▶︎BOODY

つい最近お迎えした、竹素材のインナーウェア。

オーガニックコットンなどの肌に優しい自然素材を選びたい氣持ちがあったのですが、屋久島の高温多湿な環境では、汗やムレが氣になることも多く、長い間「下着難民」でした。

オーガニック栽培の竹から生まれた生地は、通氣性が良く、さらっとした肌触りで心地良い。

下着は1日中、いちばん肌に近い場所にあるもの。

完璧を目指すのではなく、”今の環境と自分の身体に合う選択”をすることを大切にしたいです。